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環境コラム 清流に咲く花 ~三島梅花藻~

三島梅花藻(ミシマバイカモ)は、清流に育つキンポウゲ科の多年草でウマノアシガタ属中の水草で、1930年に中井猛之進博士により三島市楽寿園の小浜ケ池にて発見されたので三島梅花藻(ミシマバイカモ)と名前が付けられました。

水の中に緑色のふさふさした糸のような葉が水中から梅の花に似た白い花を水面に持ち上げて咲かせます。水面近くに、5つ以上の切れ込みの入った手のひら型の浮き葉をつけるのが三島梅花藻(ミシマバイカモ)の特徴です。
 
花は、通年して楽しむことが出来ますが、特に春から秋にかけてが最盛期で多くの花をつけます。梅花藻の多くは、高地や北海道、北日本など寒いところで育つものがよく知られていますが、三島市のように暖かい地方の低地で育つ種類は、ごくまれになります。

三島梅花藻は非常にデリケートで、生育の条件も限定されており日当たりの良い、冷たいきれいな水の中しか育たないので、少しでも水が汚れたり、水の量が減ったりするとすぐに枯れてしまいます。かつては、小浜ケ池に湧水が湧き、三島の川にたくさん水が流れており、街のいたるところで白い花を見ることができました。  しかし、昭和30年代頃から、繊維産業発達に伴い、地下水が大量に消費され、生息域水源が涸れたり生活排水流入による環境汚染により、一度は絶滅したと考えられておりました。

自然環境で現存するのは清水町の柿田川のみとなりました。
いま楽寿園などで見られる三島梅花藻は、柿田川に生き残ったものを移植したものです。そして少しずつ源兵衛川などに植えています。きれいな水の中でしか生きられない三島梅花藻がこれからも楽しめるように、水をきれいに大切に使いたいものです。